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自分の興味を深めるだけでなく、幅広い知見を得られる研究環境。

理工学部 生命科学科木原 龍青さん

学業・研究

多彩で最先端の研究者が集まる学科。

もともと生物系の科目が好きで得意でした。高校時代に新型コロナウイルス感染症が広まる中で、「コロナって何?」「mRNAワクチンとは?」「PCRって?」と気になって調べていくうちに、遺伝子や生殖分野への関心が深まっていきました。

摂南大学の大学説明会で、理工学部生命科学科は、理学・工学・医薬・農学にわたる幅広い領域で基礎研究や最先端技術を用いた応用研究を行っていて、さまざまな分野の研究者がいることを知りました。バイオ燃料電池の研究をされている先生や、人にも地球にもやさしい植物について研究をされている先生など、どの分野も魅力的な先生方ばかりです。ここでなら、自分が関心を持っている遺伝子分野を追究することはもちろん、他分野の先生や研究者の方ともつながって学びを深めることができるのではないかと考えて入学しました。

生命科学科は2年次から3つのコース(総合研究コース・先端研究コース・教育スペシャリストコース)に分かれます。私は先端研究コースを選びました。通常は3年生後期に研究室に配属されるのですが、先端研究コースでは1年早く研究室に入ることができます。研究に取り組む時間が長くなるのに加えて、早いうちから先輩や大学院生に囲まれて実践的な実験ができるのが魅力です。

外部の専門家と共同で研究を進める可能性も。

私は生殖生物学研究室の所属で、遺伝子を改変したマウスを用いた生殖細胞でのエネルギーについて研究しています。この研究を進める上で、エネルギー分子の可視化に関する技術的なアドバイスを外部の研究所の先生からいただいています。動物実験はとても重要で、将来的に治験や実用化に至るためには必要不可欠なものです。この地道な基礎研究が生殖医療につながっていくと思います。ゆくゆくは新たな生殖現象に関わる遺伝子改変マウスを自分で生み出したいです。

研究室での活動以外に授業でも実習や実験は多く、専門的な知識や技術を段階的に身につけてきた実感があります。自分が所属している研究室以外で分野が異なる先生にも、研究内容や実験の操作方法について質問したり、相談にのっていただいたりすることがよくあります。自分の興味をひたすら深掘りできるだけでなく、より幅広い知見を得られることが生命科学科の魅力だと思います。また、研究室では先生1人あたりの学生が少ないので、先生や先輩との距離がとても近くて心強いです。

進路はまだ決めかねていますが、今は研究に邁進して専門性を高めていきたいです。その先に大学院進学や、企業の研究職や保健所、TVドラマで知った科学捜査研究所(科捜研)の職員など、専門性を生かせるさまざまな道が開けていくのではないかと思っています。

(掲載内容は2024年9月取材時点のものです)

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