梅田スカイビルや工事中の校舎を見学。 将来は地域の大規模工事に携わっていく。
理工学部 建築学科衣川 心葉さん
学業・研究
ビルの非公開エリアや工事現場を見て、広がった視野。
幼い頃から住まいをリフォームするテレビ番組が好きで、「ものづくりや建築っておもしろそうだな」と感じていました。建築業界にも自然と興味を持つようになり、将来はハウスメーカーなどに就職して生活に身近な建築に携わりたいと考えていました。
摂南大学の建築学科を志望した理由は、一級建築士の受験資格が得られるから。建築を学べる大学はたくさんありますが、一級建築士取得に向けたカリキュラムがある大学は多くありませんでした。
また、少人数で行われる授業が多いことも魅力的でした。学年が上がるにつれて少人数の授業が多くなっていきます。設計をはじめとする建築学科の専門科目では、学生が10人未満の授業も珍しくありません。少人数での授業は、教員との距離が近くなり、より深い話し合いができるため、学べることが多いと感じています。
授業で特に印象に残っているのは、「建築ゼミ」や「建築総合演習」の一環として行われた、梅田スカイビルや寝屋川キャンパス3号館の工事現場の見学です。梅田スカイビルでは、一般客は入ることができない地下の電気・空調系設備エリアを見学しました。設備が建物の居住部分とどのように接続されているのかなど、座学で学んできたことを目の当たりにできて、とても勉強になりました。
3号館については、柱や壁を張る前のスケルトンの状態を見学することができました。建設中の工事現場を見ながら、施工管理の方からお話をうかがうことができたので、就職活動に向けて自分自身の視野を広げることができたと感じています。
複数の建物の冷暖房を担う「地域冷暖房方式」の工事を担う。
志望企業を絞り込むために、インターンシップにも積極的に参加しました。選考を通過する必要がある中、7社も参加できたことはよかったです。建築業界へ行くことはもう決めていたのですが、その中でも設備関連企業を中心に選択しました。設備は生活に欠かせないとても身近なものです。住宅も悪くはありませんが、設備ならもっと規模の大きな工事に携わることができると考えました。
特に内定先の新菱冷熱工業は、近隣の建物の冷暖房をひとつの熱源プラントに集中して設置する「地域冷暖房方式」の工事を手掛けていることもあり、複数の建物にまたがる規模の大きなプロジェクトに魅力を感じました。インターンシップを通じて、社内の雰囲気の良さや教育制度が充実していることもわかっていたので、迷いはありませんでした。卒業後は、大学での学びを生かしながら、さらにたくさんのことを学び、大きな規模の工事にも携われるように成長していきたいと思います。
(掲載内容は2024年9月取材時点のものです)
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