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憧れだったショベルカーの、機械設計という道へ。

理工学部 機械工学科合六 あいさん

学業・研究

学習支援の活用や先生への質問で苦手を克服。

小さな頃から建設現場や工場で働くショベルカーが好きでした。建設機械関係の仕事をしている父の会社のイベントで、高所作業車に試乗した時のうれしかった気持ちがずっと残っていて、機械工学の道を選びました。摂南大学は資格取得や学習のサポートが手厚く、夢に向かって伴走してくれそうな大学だと感じて受験しました。

高校時代は文系だったので、大学の授業では苦労することもありましたが、理系科目や英語を中心に学習を支援してくれる「ラーニングセンター」をよく利用しました。授業課題のプリントを持ち込んでわからないところを質問し、苦手を克服することができました。また、3年生の時に機械設計技術者3級を取得しました。これは機械設計に関する民間資格で、学科の先生方も「エンジニアとしても建機を扱う側としても、機械設計の根本をしっかり理解して技術力を身につけることが大切」と応援してくださいました。参考書でわからないことがあっても、親身に教えてくださったおかげで頑張ることができました。

機械工学科では実践的な授業もあります。「応用機械工作実習」では工場で使われている旋盤などの加工機械や金属を扱いながら、素材や技術について学ぶことができました。例えば、鍛造(たんぞう)という金属加工の実習では、金属をハンマーで叩いて力を加えていくと金属が硬くなっていくのを実際に確かめました。加工硬化は金属を扱う上で必須の技術ですが、その仕組みを科学的に学んだ上で、実験で体験できたので理解が深まりました。実習では、普段の生活では見ることがない金属や加工機械に触れることができておもしろいです。学生でありながら実際の製造現場で活躍している本格的な機械を扱えるのは、摂南大学の機械工学科ならではの魅力だと思います。

手書きの製図で設計の基礎力が鍛えられた。

ショベルカーへの憧れと大学での学びを生かしたいと考えて、建設機械業界で就職活動を行い、第一志望の日立建機ティエラから内定をいただきました。小型油圧ショベルやミニショベルの開発・製造を行う会社で、設計職に就く予定です。建機は、家や建物の土台づくりを担う重要な機械です。その設計に携わっていけることがとてもうれしいです。

機械工学科の製図の授業では手書き設計も経験しました。もちろん現在は3DCADが主流ですが、手を動かして製図を一から学べたことで、設計の基礎をしっかり身につけられたように思います。

いつか自分が設計したショベルカーが製品化されて、自分で試乗できる日を目標に頑張ります。

(掲載内容は2024年9月取材時点のものです)

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