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11年ぶりの1部昇格。原動力は「チームのために」という気持ち。

経済学部 経済学科木村 烈さん

課外活動

2年次に主将に立候補。新しい習慣で、チームの心を一つに。

陸上競技部に所属し、110mハードルを専門にしています。2020年にできた東グラウンドは、私が摂南大学を志望する理由の一つになりました。トラックは適度な弾力性があり、走りやすく疲労がたまりにくいのが特長です。場所も大学のすぐ近くで、勉強と部活を両立できる最高の環境が整っています。

2年次の後期には、主将に立候補しました。本来は一つ上の先輩たちから主将が選出される順番だったのですが、あと一歩で1部に昇格できない年が続いたことで、大きな改革が必要なのかもしれないと考えたんです。4年生の先輩から「チームのことを考える過程をとおして、人として成長できる。経験が人生の糧になる」と言葉をかけられたことも後押しになりました。

主将になり、部の課題は「チームとしての一体感」や「チーム力の弱さ」だと感じました。関西インカレ(関西学生陸上競技対校選手権大会)の順位は、各種目の総合得点で決まります。だから、一部昇格にチーム力は欠かせません。いざというとき、摂南大学を背負う気持ちが、個人の持っている力を引き出します。そこで私は、新しい習慣をつくることにしました。練習前に部員一人が日替わりで話す時間を設けたり、全員でウォーミングアップしたり、毎週グラウンドを掃除したり、部則もみんなで話し合ってつくりました。一人ひとりがチームについて考え、チームのために動くことで、摂南大学陸上競技部に所属しているという自覚を育てようとしたんです。簡単ではありませんでしたが、仲間を信頼し、協力し合えた結果、3年次の関西インカレで総合優勝を達成。11年ぶりの1部昇格を果たすことができました。2年次から主将をやらせてもらった責任を重く感じていたので、なにより安堵感が大きかったですが、みんなで喜びを分かち合えてうれしかったです。

主将を経験して身についたことは、目標から逆算して考える力です。現在は就職活動中ですが、内定の時期を想定した上で、計画的にインターンシップや説明会に参加できています。授業の課題も早めに取り組むようになりました。

自分の可能性を過小評価せず、やりたいことに挑戦。

摂南大学の陸上競技部は和気あいあいとした雰囲気ですが、目標の達成という最大の楽しみのために、一人ひとりが真剣に練習に取り組んでいます。自分と異なる練習方法に対しても、各部員が「その練習って、どういう意図があるの?」とコミュニケーションを図り、仲間から学ぼうとしています。

今後の目標は、4年生や3年生といった上級生だけでなく、2年生も1年生も、みんながチームについて考え、チームのために動ける組織づくりです。そういった個人の姿勢やチーム力を、伝統として後輩たちにつないでいけたらと思っています。1部昇格はゴールではなく通過点。この先10年、20年と成長を続け、よい成績を残していける陸上競技部であってほしいです。

摂南大学は学生のやる気やチャレンジ精神を大切にし、全面的に支援・援助・協力してくれる大学です。そして、その成果や価値を認め、表彰する制度もあります。皆さんも、自分の可能性を過小評価せず、ぜひ、やりたいことに挑戦してください。摂南大学でなら実現できるはずです。

(掲載内容は2024年9月取材時点のものです)

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