一大決心して進んだ理系の世界待っていたのはMRという未来でした。
理工学部 生命科学科西川 真由さん
内定者
アルフレッサファーマ株式会社 内定
友人に支えられ念願の理系の学びを深める。
当初は、スポーツ推薦で入学した高校の系列大学に文系学部があり、そこに進学することも検討していましたが、以前から関心があった理系の学びを深めたい気持ちが強くなり、思い切って通信制高校に転校して、理系大学への進学を模索。自ら決めたとはいえ、環境が変わった影響は大きく、前向きになれない時期もありました。コロナ禍も重なり、不安を抱えながらの受験を乗り切れたのは父の励ましがあったからです。試験科目の関係で受験できる大学が限られるなか、摂南大学の生命科学科が受験できると調べてくれたのも父でした。興味のある分野でしたので、公募制推薦入試を受けて入学しました。
念願の理系の学びには、想像と違って最初はとても苦労しました。中学、高校とバレーボールの強豪校で部活漬けの日々を過ごしてきたこともあり、基礎知識が足らず、講義がなかなか理解できませんでした。ただ、実習は同じ班になった友人に計算方法などを教えてもらいながら取り組むことができました。生命科学科は1年次から実験・実習が多く、学生が支え合いながら学習する環境に救われました。難解な講義も仲良くなった友人に助けてもらって克服。私にとって友人は大切な存在であり先生でもありました。課題活動はバレーボールサークルに所属。ここで他学部の友人が一気に増えました。
苦手なことほど準備万端に臨む。
3年次の夏休み期間にインターンシップへの参加という課題が出されましたが、学業の方に集中していたため、8月中に受けることができませんでした。研究室の先生の薦めで就職部に相談。すぐ参加できる歯科器具を扱う企業の情報を教えていただき、オンラインでのインターンシップを初体験。学生同士で模擬面接を行ったり、仮想営業にも挑戦すると、就職活動初心者の私は先行して取り組んできた学生に歴然とした差を見せつけられることになり、就活に臨む本気度がグッと増しました。
私の就職活動の軸は、生命科学科での学びを活かすこと。特に業種にこだわりました。先生から進路の選択肢の一つとして紹介を受けたMR(医療情報担当者)になることを目指し、製薬関係の約30社にエントリーシートを提出。面接練習をお願いした就職部で、製薬業界ならではの質問対策が必要とアドバイスいただき、専門的な知識だけでなく、業務内容や製品情報も頭に入れて臨みました。4年次の5月に内定先への就職を決め、就職活動は終了。緊張しやすく、表現するのが苦手な自分を簡単に変えることができないからこそ、しっかり準備したことが結果につながったと思います。
当面の目標は、入社1年目に受験することになるMR認定試験の合格。持ち前の負けん気で早く一人前のMRに成長し、医薬品を待っている患者さんのお役に立ちたいと思います。
(掲載内容は2025年3月取材時点のものです)
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