一点集中で手にした希望の仕事。防衛分野のものづくりで日本を支えます。
理工学部 機械工学科法本 和樹さん
内定者
三菱重工業株式会社 内定
豊富な実験学習で期待以上の学びを修得。
幼い頃からプラモデル作りや機械いじりが好きで高校から理系専攻でした。高校の進学ガイダンスで摂南大学の就職率の高さを知り、魅力を感じてオープンキャンパスに参加。理系の単科大学と迷いましたが、摂南大学に進学したバドミントン部の先輩から摂南大学を勧められたことと、「総合大学の方が幅広い経験ができそう」と感じ、入学を決めました。
実践的な学びを豊富に積めることが摂南大学の特長です。多様な加工設備がそろうテクノセンターで、さまざまな工作機械に触れながら多くの実験を行いました。なかでも、3年次に挑戦した金属粉末を押し固めて成形する実験はとても印象に残っています。とくに興味深かった講義は「流体工学」。ものの流れを数理的に考えるところが楽しかったです。少人数制で学生一人一人を丁寧に見て指導いただけるので、とても学びやすい環境だと思います。
摂南大生は学びとのバランスを大切にしながら自分時間も楽しんで、視野を広げています。私もバドミントンを社会人チームで継続。アルバイトも行い、充実した学生生活を送ることができました。
徹底した企業分析が説得力ある回答につながる。
3年次の2月、友人が既に内定をもらったと聞いて少し焦りを感じ、就職活動に本腰を入れました。就職活動を進めるなかで世界の対立や分断が進むなかで防衛分野に関心を持つようになり、就職の軸を、「防衛分野で日本を支えるものづくりに携わること」に決めました。とくに関心を持ったのが潜水艦です。日本で潜水艦の建造ができるのは重機業界の上位2社だけ。両親が三菱グループの企業に勤務していることから親近感のある内定先の企業が自ずと第一志望に。同社の選考フローは他社より早かったため、まずは一点集中。選考に落ちた段階で、次を考えることにしました。
選考は採用本部が一括で募集し、各部門が候補者の選考を直接行います。私は金属マテリアル分野を受験しました。技術職の社員による面接はさまざまな角度から深堀されるので、徹底的な企業分析で導き出した説得力ある志望動機、企業への想い、培った経験や知識をじっくり伝え、実習や実験、社会人のバドミントンチーム活動などを中心に自分をアピールしました。初回面接時の社内見学で、互いに切磋琢磨しながらものづくりに取り組む社員の方々の姿を見て、「絶対ここで働きたい!」という思いが加速。高まった熱意が通じ、内定をいただきました。
将来像が決まっていない場合は早めに就職活動を始め、就職部にも足を運んで情報収集、進路相談や各種アドバイスを受けるべきだと思います。そして、ここで働きたいと思える会社が決まれば企業研究に十二分に時間をかけ、深い質問にも対応できるよう準備してください。
私も新たなステージでいろんなことに挑戦し、成長していきたいと思います。
(掲載内容は2025年3月取材時点のものです)
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