芽生えた興味を大きく育て橋梁の世界の扉を開く。
理工学部 都市環境工学科石田 莉百さん
内定者
株式会社IHIインフラシステム 内定
先生や友人のサポートで苦手な授業も克服。
以前から人や生物、それらの生活基盤や環境づくりに興味があり、いろいろな進路先を考えた結果、文系ではありましたが摂南大学の都市環境工学科の学びの内容に魅力を感じ、入学を決めました。1年次は専門基礎群科目として数学や物理学などがあります。理系高校の出身者は学びの土台ができていますが、文系出身の私にとっては初めて習う内容ばかりで、はじめは授業になかなかついていけませんでした。それでも何とか乗り越えることができたのは、理解できるまでとことん教えてくださる先生や、周りの友人の助けがあったからこそです。とくに基礎からしっかりと丁寧に教えていただけるラーニングセンターの先生方にはお世話になりました。
学びの幅が広がると、面白いと感じる分野に変化が生まれました。私たちの生活に欠かせない道路やトンネル、橋梁などの社会インフラを支える土木業界の重要性を知ったことで、建設や構造物にも興味が湧いてきました。初めての現場学習で高速道路の迫力にとても興奮したことを鮮明に覚えています。2年次の「地盤力学」や「構造力学」などの授業によって、社会資本である構造物にますます惹きつけられました。
インターンシップを経て設計から現場志向に。
大学での学びを通して社会資本の重要性を認識したことで、まずは土木構造の設計を行う建設コンサルタントを志望し、3年次の夏、同業務のインターンシップ2社に参加。しかし、業務を経験すると自分には向いていないのではないかと思い、進路を再検討することにしました。そのために土木系の全業種を知ろうと、秋から約15社の企業説明会やインターンシップに参加。結果、自分のやりたいことができる職場に巡り合うことができました。それが、橋梁の上部工(床部分)の施工に携われる内定先の企業です。設計と現場監督の両方を経験する機会があり、福利厚生も充実。ライフステージに合わせた働き方ができる職場には女性社員が多く活躍していることも魅力でした。
多くの企業を知ることで志望企業が明確に。
インターンシップは企業や業務をより深く知るために非常に有効な機会だと思います。自分が本当に求める仕事や職場を明確にするためにも、幅広く企業説明会に参加し、インターンシップも積極的に挑戦することをお勧めします。志望先が決まったら、IR情報も含めて企業のホームページを調べ、徹底的に分析。私は土木や建設の総合情報誌を熟読していました。面接対策は、多くの企業にエントリーして実践的に練習。おかげで本命企業の面接は緊張することなく笑顔で自信を持って受け答えができました。
人生で一番と言っていいくらい、頑張る価値のある取り組みが就職活動です。どうやって始めていいのか分からない人も多いですが、私は就職ガイダンスに参加したことで就職活動への意識付けができました。みなさんも自分の興味を大切に、希望の仕事に就けるよう精一杯頑張ってください。私も、まず多くの施工現場に出て知識を養い、日本全国、将来は海外の橋梁建設も手がけたいと思います。
(掲載内容は2025年3月取材時点のものです)
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