挫折にこそ就活成功のヒントがある!諦めず努力を重ねて希望の道へ。
薬学部 薬学科豊後 裕之さん
内定者
大阪医科薬科大学病院 内定
学業と課外活動を両立して国家資格取得を目指す。
兄や姉が医療関係に進む姿を見て、中学生の頃から自分もいつか医療の分野で働きたいと考えていました。医療技術を学ぶ進学先候補はいろいろありますが、自分にとって身近だった薬を介して人々の健康を支えたいと薬剤師を目指しました。摂南大学を選んだのは、国家資格試験の合格率や就職率の高さに加え、看護学部と合同実務授業があり、「チーム医療」を深く学べる環境に魅力を感じたから。医療現場で必須の多職種連携をいち早く経験できたことで、医療に対する考えや視野が大きく広がりました。
入学してみると、学習支援体制がとても充実していて、臨床現場で経験を積むための研修プログラムも用意されていたので、即戦力として活躍できる実践力を養うことができたと思います。国家試験合格へのサポートも充実。おかげで学業と課外活動の両立を無理なくできました。私は硬式庭球部に所属しましたが、初心者と経験者の技術差が大きいことで退部者が続くという問題を抱えていました。そこでYouTubeを活用しながら初心者向けの指導メニューを考え、実践。部員間の技術差を縮めることに成功しました。この経験でリーダーシップが培われたのか、4年次には部長を任されました。部活動を通じて人材を育成する能力も磨けたのではないかと感じています。
挫折から逃げず、強い気持ちで前へ進む。
病院は5年次の12月ごろに見学や説明会の募集を行うところが多く、5年次の冬に就職活動を始める学生が多いですが、私は家族の「就活は早く始める方がいい」というアドバイスを参考に、5年次の8月には合同企業説明会に参加しました。実習中に薬剤師の活躍の場は様々あることがわかり、希望していた病院だけに絞らず、病院、薬局、公務員、企業と幅広く就職先候補を検討しました。そのうえで、自分はやはり院内薬剤師として働きたい気持ちが強いことを確信し、進路を決めました。
志望したのは、多くの患者さんと関われる病床規模の大きな急性期病院です。研究を進めて絞り込んだ希望の3病院の中の一箇所から内定をいただき、6年次の5月に入職を決めました。高度で先進的な医療を最前線で学べるだけでなく、学位の取得を後押しする臨床研究の教育体制が整っていることも大きな魅力でした。
面接は、就職係で入室マナーから想定質問まで幅広くアドバイスをいただきました。経験豊富なスタッフの方の指摘や助言は参考になることばかりでした。それでも、初めての面接は緊張のあまり言葉に詰まり、対策した内容も思い浮かばない事態に。悔しい結果に終わり挫折感を覚えましたが、奮起して練習を重ねると自分の考えが整理されていき、志望動機もより具体性をもって伝えられるようになりました。苦い経験をしたからこそ、困難に直面しても諦めずに挑む気持ちの強さや忍耐力を身に付けられたと感じています。
まずは、ジェネラリストとして知識を幅広く学びながら経験を積み、将来は特定分野のスペシャリストとして活躍できる薬剤師を目指します。
(掲載内容は2025年3月取材時点のものです)
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