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樽井 敦講師タルイ アツシ

所属

薬学部 薬学科

専門分野

有機化学、構造有機化学|薬系化学、創薬科学

キーワード

有機フッ素化学

プロフィール

出身 和歌山県岩出市
生年 1981年
家族構成 妻、長女、長男
好きな映画 バックトゥザフューチャーシリーズ
好きな国・地域 スコットランド
子どものころの夢 学校の先生

研究内容

有機化学 ー有機フッ素化合物の合成ー

フッ素原子はお薬にしばしば含まれる原子で、様々な形式で医薬品の分子に導入されています。これはフッ素原子を持ったユニットを分子の中に入れ込むことで、お薬が効いている時間を長くしたり、体にお薬を吸収されやすくしたりすることが出来るためです。わたしは様々なフッ素置換基を導入するための合成反応を開発し有用な新規化合物の探索を研究しています。中でも、γ,γ',γ''-トリフルオロプロペニル(TFNP)基とよばれる特殊なフッ素置換基に注目して研究を展開しています。

担当科目

現在、私は1年生の基礎科目の内、『薬学化学』という大学におけるバケガクの入門科目を担当しています。
薬学部はお薬を扱うための知識を学ぶ学部ですが、お薬の大部分は『有機化合物』です。薬剤師はお薬の化学構造や分子としての理解を深めるだけでなく、薬局において化学物質である薬品そのものを取り扱う際に『化学』の知識を必要とします。私の担当する薬学化学では一般化学の内容から有機化学の内容への橋渡し的な内容を講義しています。

SDGsの取り組み

  • 9.産業と技術革新の基盤を作ろう

社会課題

  • 医療・健康
  • 自然環境・廃棄物
  • バイオ・ライフサイエンス
環境衛生は薬剤師の仕事の1つ

環境衛生を守ることは薬剤師の仕事の1つです。
近年、PFAS・PFOSと呼ばれる有機フッ素化合物が環境中に残留することが問題視されています。一方で、フッ素化合物は医薬・農薬の領域で活用されている有用物質でもあります。
そのような中、私は分解可能な有機フッ素化合物として部分的なフッ素化された化合物の合成に取り組んでおり、有機化学の観点から環境衛生に貢献できる研究を実施しています。

摂南大学を目指すあなたへ

勉強を頑張るのも、余暇を楽しむのも、研究で世間に貢献するのも何となく取り組んでいてはみのりがありません。
様々なことに一生懸命取り組んでいる環境で過ごすことは人に良い刺激を与えてくれるものです。
我々と一緒に摂南大学で充実した大学生活を楽しみませんか!

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