野村 佳子特任教授ノムラ ヨシコ
所属
経済学部 経済学科
専門分野
経営学|観光学
キーワード
組織行動論、観光創造
関連リンク
プロフィール
出身 | 大阪府 |
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愛読書 | アラン「幸福論」、モンテーニュ「エセー」 |
好きな国・地域 | パリ、バルセロナ、ニューヨーク |
研究との出会い
大学卒業後、地上職として航空会社に就職し、国内外で予約や発券、営業、総務、地域の活性化など様々な業務に携わりました。30代後半にニューヨークにあるホテルでGuest Relations Managerとして2年間勤務する機会がありましたが、最初は知っている人もおらず、文化の違いなどもあり、仕事があまりうまく進みませんでした。しかし、しばらくすると現地の社員が「最高のチーム」と言ってくれ、仕事がとてもうまく回るようになりました。状況が変わった理由は実務の側面からいくつか考えられましたが、理論的に裏打ちすることができるのではないかと考え、それがきっかけで働きながら大学院に行きました。観光産業において、現場で働く人が成果をあげていくためには何が必要かということを研究のテーマとしています。
大好きな映画
Paddingtonの実写版が大好きで、もう何十回観たかわからないくらい観ました。小さなクマのPaddingtonが、育ててくれたおばさんと離れて一人でペルーからロンドンにやってきて生活していく話で、人種の多様性のメタファーだとも言われています。国内外の異文化の中で仕事をしてきた私が共感を感じる部分が大きいのかもしれませんが、そのようなことを抜きにしてもストーリーが素晴らしく、アニメーションやCG技術も最高です。ニコール・キッドマンやヒュー・グラントといった名優が楽しんで演じていることも伝わってきます。Paddingtonの生き方を通して、正直であることや他人への礼儀と思いやりを持つことの大切さが伝わってきます。そして、自分が大切にしていることには、こだわり続けてもいいのだと思わせてくれる映画です。
SDGsの取り組み
社会課題
- 少子高齢化・人口減少
- 産官学協働・産業振興・地域活性化
- 観光
観光ができることとその課題
少子高齢化が進むわが国では経済活動の停滞が課題ですが、観光振興によって経済活動が活発になり、地域の活性化につながります。また観光客を迎えるために観光産業に携わる、より多くの人も必要になり、雇用を生み出すことも可能になります。コロナ禍が落ち着いた今、世界各地で観光が盛んになっており、日本にも多くの外国人観光客が来ています。大都市や有名観光地に集中しがちな観光客を日本各地に広げ、地域に住む人にとっても観光客にとっても満足ができる観光振興のあり方を考える必要もあります。