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メインの活動も書類作成もみんな糧になる。摂南の課外活動で成長しよう!

  • # 学生支援

廣嶋 千聡さん(学生課 文化会担当)、山下 悠人さん(学生課 体育会担当)

摂南生の3人に1人が大学公認の課外活動団体に参加。

〈廣嶋〉
多くの大学では公認の課外活動団体の加入率が20%台なのに比べて、摂南大学では30%超と高く、3人に1人は所属しています。入学直後の4月に春風祭という新入生歓迎イベントがあり、多種多様な課外活動の活発な雰囲気を伝えられていることも大きな要因だと思います。中には毎年100人以上も新入生が加入する団体もあります。

〈山下〉
体育会は32団体あり、例えば、大学の課外活動としては珍しい「スポーツクライミング部」は複数の日本代表経験者を筆頭に輝かしい戦績を上げ全国的に注目されています。また、今年男女揃って一部リーグに昇格したアーチェリー部など、摂南大学に入ってから新たにチャレンジしやすい団体もたくさんあります。

〈廣嶋〉
文化会は22団体あります。特にボランティア系の団体が人気で、地元の小中学校に出向いて防災教育をしたり、地元のお祭りやイベントのお手伝いをしたり、幅広く活動をしています。「ボランティアに関心があるけど何から始めていいかわからない」という学生が、楽しみながら活動している姿を見ると、良いきっかけになっているなとうれしくなります。

〈山下〉
寝屋川キャンパスの文化会や体育会のほか、枚方キャンパスでは枚方支部会があり、大学全体で約70団体が活動しています。寝屋川主体の団体でも枚方キャンパスの学生がキャプテンを務めているほか、薬学部や看護学部、農学部の学生たちが、他学部の学生とつながっているのは、総合大学である摂南ならではですね。

課外活動は“成長の場” 学生に寄り添うサポート。

〈山下〉
摂南大学は、課外活動団体に対して資金面でのサポートが手厚いです。学生課では、団体から申請された設備や遠征、大会出場に係る援助金申請などの書類を受け付け、不備がないかを確認し、必要に応じて指導を行っています。

〈廣嶋〉
課外活動は学生が主体なので、「どうしたら学生が自ら考えて行動する力を身につけられるか」を常に考えています。私たちが正解を教えることは簡単ですが、自分で考え、仲間同士で対話する機会を作るように促します。もちろん相談されたときには、どんな考えも否定せずに、親身にアドバイスしています。

〈山下〉
私たちは事務職員であると同時に学生にとって一番身近な大人として、学生の成長につながる対話を心掛けています。以前、ある団体の会計役の学生が書類を持ってきたのですが、不備が多く、「●●部を知らない人には、団体戦があることを説明しないとわからないよ」「大会要項は届いている? 添付する方が親切かも!」「出場者名簿も必要だよね」と丁寧に説明をして、書類の書き方を一から教えました。この学生とは何度もやりとりを重ねるうちに、ぐんぐん成長して、今ではとても上手に書類をまとめ、補足資料も先んじて添付するほどになりました。活動に集中したい学生にとっては「面倒な係をやらされている」という意識で始まっていることが多いのですが、「この手続きを通じて自分は成長できている」と実感できるように、「前よりよくなったね」と成長したポイントを具体的に伝えています。

〈廣嶋〉
人見知りで苦労していた学生がさまざまな経験を重ね、最終的に課外活動の運営や春風祭の企画などに積極的に関わるようになる姿を見ていると、課外活動の重要さを実感します。私自身は学生時代にハンドベルクラブに所属していて、当時は授業とクラブとアルバイトの時間配分に苦労したこともありました。でもクラブの仲間は今でも大切な友人ですし、学生時代に課外活動に打ち込んでよかったです。

〈山下〉
私は学生時代硬式野球部に所属していました。高校までは監督やコーチの指示を受けて練習していましたが、大学では学生主導でメニューを考えて練習する環境であったため、自発的に動く力が身につきました。一生懸命すぎて仲間と衝突することもありましたが、その中でコミュニケーションを学び、社会人になった今に役立っていることも多いです。「新しいことにチャレンジしたい」、「友達を作りたい」、「成長したい」、動機は何でもかまいません。ぜひ、摂南大学で課外活動に取り組んでほしいです。

(取材内容は2024年12月時点のものです)

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