船本 弘史准教授フナモト ヒロシ
所属
国際学部 国際学科
専門分野
言語学
キーワード
機能言語学
関連リンク
プロフィール
出身 | 京都 |
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尊敬する人物 | 隣人を愛し自分を愛せる人 |
愛読書 | 遠藤周作 |
好きな映画 | ホラー映画 |
好きな国・地域 | 寒い国・地域 |
好きな言葉 | どんな言葉もおもしろくて不思議 |
ことばの豊かさと環(マクロな研究)
私たち人間のことばは多様性と普遍性の両方を兼ねそなえています。これを矛盾なく説明するために、もっと奥深いところで通底する原理を追究しよう。いま私が取り組んでいる研究の究極の問いです。「豊かさ」はその最も重要なキーワードであるように思います。種、実、芽の循環が生み出す自然の恵みと、海、雨、川の循環が生み出す自然の恵み。そしてこの両者が関連しあうもうひとつの環、連環。人間も、ことばも、この循環と連環の中で生じる現象なんじゃないか。これをなんとかしてモデル化しようとしています。
ことばの固有性(ミクロな研究)
どんな言語にも個性があります。言語の固有性はどうすれば正確に記述できるだろうか。世界で最も研究が進み、最も強い影響力をもつ言語は英語です。しかし日本語文法を記述するために英文法を拝借してはいけません。それは着物を尺貫法ではなくヤードポンド法で測るようなものです。外来の尺度ではどうしても端数が出ます。その端数は切り捨てたり歪めてはなりません。だってそこにも日本語らしさが隠されているから。だったら日本語には日本語にあった尺度で測ろうじゃないか。でもその尺度って何だろう?というのがもうひとつのテーマです。