稲垣 範子准教授イナガキ ノリコ
所属
看護学部 看護学科
専門分野
臨床看護学
キーワード
臨床看護学、クリティカルケア看護学、Shared decision-making
関連リンク
プロフィール
出身 | 滋賀県 |
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尊敬する人物 | 空海、吉藤オリィ |
愛読書 | 小暮写眞館 |
子どものころの夢 | 看護師、カーデザイナー、植物の観察に関係する仕事? |
休日の過ごし方 | ウォーキング |
好きな言葉 | 運鈍根(うん_どん_こん) |
自己紹介
私は看護師として15年、病院の集中治療室(Intensive Care Unit: ICU)で働いていました。ICUには、大きな手術や集中的な治療・ケアが必要な患者さんが入室されます。看護師としては、何の病気でどのような手術・治療を受けているのか、何を目標に治療を進めていくのかを理解することがとても大切ですが、それだけでなく、患者さんや家族にとって非常に心を悩ませる状況であることを理解して、誠実に対応することを大切にしたいと思っています。
研究との出会い
患者さんが今後の治療をどうするか考える時には、患者さんが何を大切に生きているかという価値観・希望と、医療的にどのような選択肢があり、それぞれの長所・短所はどうかを患者さんと医療者が一緒に考えるShared decision-making が大事だと言われています。働いていた病院には、チャイルド・ライフ・スペシャリストという資格を持つ方が、子どもさんと家族と医療者をつないで、治療だけでなく「ライフ」を大切にした関わりをされている印象を受けました。それに比べて、成人に対しては「治療」ばかりで「ライフ」が軽視されがちだなと痛感し、Shared decision-makingの促進を目指して研究を始めました。