若城 康伸准教授ワカシロ ヤスノブ
所属
経済学部 経済学科
専門分野
経済学
キーワード
データサイエンス / 産業組織論
関連リンク
プロフィール
出身 | 愛知県 |
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生年 | 1973年 |
家族構成 | 妻、長男、長女 |
尊敬する人物 | Jean-Jacques Laffont |
愛読書 | 『定理が生まれる』(セドリック・ヴィラーニ著) |
好きな映画 | マネーボール |
好きな国・地域 | イギリス(ロンドン郊外、ケンブリッジ)、スウェーデン |
子どものころの夢 | リニアモーターカーの設計者 |
休日の過ごし方 | 子どもと遊ぶ |
好きな言葉 | 倦まず、弛まず、裏切らず |
学内おすすめスポット | グラウンド |
社会現象をコンピュータの中で再現する
ニュースでは、子どもへの補助金増額や教育費無償化などの政策を目にすることがあります。では、これらの政策は社会にどのような影響を与えるのでしょうか。いいことだらけに見える政策でも、思いがけないマイナスの影響が出るかもしれません。物理学や生物学の場合は実験で影響を確かめることができますが、社会では、大規模な実験をすれば、多くの国民の人生に影響を与えてしまうかもしれません。そこで政策を実行する前に、経済学理論とデータサイエンスを用いて、「このような改革をすればこのような影響が出るはずだ」を分析する方法を「シミュレーション」と呼びます。言い換えれば、「社会現象をコンピュータの中で再現する」こと、それが私の研究テーマです。
大学では「考える訓練」を
あなたがこれからの人生で直面する問題に対して、大学ではその答えを教えてはくれません。蓄積された知見をシェアすることはできますが、それらの知見を生かしてあなたの問題にどう応用していくかは、自分自身で考え抜かなければなりません。スポーツ経験のある人はわかると思いますが、技術を習得しても、プロの戦術を学んでも、それだけでは試合に勝てません。学んだ技術や戦術を駆使し、相手と真剣に向き合うことこそが勝利へとつながるのです。 大学の四年間は、長いようですがあっという間に終わります。大学では学問知識の習得のみならず、その知識を現代の課題や自分の問題にどう応用できるのか、それを考える訓練をしていってほしいと思います。