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稲地 秀介准教授イナチ シュウスケ

所属

理工学部 住環境デザイン学科

専門分野

建築計画、都市計画

キーワード

建築計画、地域計画、生活空間

プロフィール

出身 兵庫県神戸市
生年 1971年
尊敬する人物 寺田寅彦
好きな映画 ジェイソン・ステイサムが主役の映画
好きな国・地域 タイ
子どものころの夢 消防士
休日の過ごし方 睡眠学習
好きな言葉 なんとかなるさ

大学は知識を得ることのみを目標とすると大変つまらない場所になってしまう

私は、大学で学生を12年間していました。まず初めに雪国東北の大学で留年含め5年間在籍し、応用化学科でゼラチンが固まる過程を予測する式をつくって卒業しました。卒業研究を始めたときに阪神淡路大震災があり、こりゃいかん!化学では神戸は治らない!と思い、出身地でもあり被災地でもある神戸に戻り、建築を勉強しました。異なる分野を経験したことは私の考え方に今でも大きく影響しています。大学は自分が専攻する専門分野の狭い知識のみを得ることを目標とすると大変つまらない場所です。ましてや与えられた知識の賞味期限は短いものです。大学は分野を超えた仲間をつくり、議論する中で様々な考え方に触れ、自分の考え方を育てる場だと思ってもらうと、あなたにとって大学が面白い場所になると思います。

偶然の出会いを大切にすることが、未来の自分をつくる

私の研究テーマは、多くの人との関わりを通じて自然と決まってきました。建築は時代や社会と密接に関わるため、しばしば「偶然の出会い」から始まることが多いと思います。現在進めている3つの研究も、偶然のきっかけが柱となっています。1つ目は、阪神淡路大震災を契機に始まった震災復興の研究です。2つ目は、大学時代の先輩からの紹介で始めたタイの農村部の暮らし方と空間デザインの研究です。3つ目は、大学教員として自治体と関わる中で気づいた土地利用変化の長期予測です。今の社会では学生が何かに興味を持っているべきだという雰囲気がありますが、それは大きな誤解ではないでしょうか?。自分が大切にしたいことや研究したいことは、人との出会いや偶然の出来事から生まれることがあります。心配せず、挑む準備をしていれば、きっと出会えます。

SDGsの取り組み

  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 13.気候変動に具体的な対策を

社会課題

  • 少子高齢化・人口減少
  • 産官学協働・産業振興・地域活性化
  • 防災・減災・復興
  • 都市計画・インフラ・まちづくり

摂南大学を目指すあなたへ

「やってみてから、考えよう」でOK!

ずーっと頭で考えていても、物事は進まない。計画通りに物事が進むことなんて、滅多にない。実際に物事を具体的にやってみて初めて解ることも多い。大学には自分の考えを具体的に試すあなたを応援してくれる人と環境がある。失敗しても誰もあなたを責めやしない。むしろ失敗の原因を一緒に考えてくれる仲間や教員がいる場所。そいう場所だと思って摂南大学に入学してください。

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