田中 樹教授タナカ ウエル
所属
農学部 食農ビジネス学科
専門分野
ランドスケープ科学|農業社会構造|環境農学|地域研究
キーワード
地域活性化、貧困削減、生態系保全
関連リンク
プロフィール
出身 | 北海道 |
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生年 | 1960 |
尊敬する人物 | 宮沢賢治 |
好きな国・地域 | アフリカ、南アジア、東南アジア |
休日の過ごし方 | ぶらり旅 |
研究活動(熱帯圏での取り組み)
アフリカやアジアの脆弱環境での生態系保全と在地生業の強靭化:タンザニア島嶼部ザンジバル、ベトナム中部、インドネシア・スラウェシ島などの熱帯地域で、樹木性・永年性のスパイス作物を軸とする樹園地システム、小家畜(ホロホロ鳥、ヤギなど)の飼養、飼料作物(ソルガムなど)の多作季栽培や発酵飼料化、地域産品の形成などを複合し、地域の人びとの生計向上と生態系保全を両立する実践アプローチの形成と展開を目指します。
社会実践活動(タンザニアでの事例)
タンザニア島嶼部ザンジバルでの「スパイスの島の復活」プロジェクト:かつて世界有数のクローブの島であったザンジバルは、貧困と過疎高齢化が進んでいます。零細農民による住民組織とともに、伝統的屋敷林でのスパイス(クローブ、カルダモン、バニラなど)の生産と高品質化、ヤギやホロホロ鳥の飼養に取り組んでいます。この取り組みは、暮らしの向上(貧困削減)と陸域・沿岸域生態系の保全の両方をかなえることをねらっています。