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道和 孝治郎准教授ドウワ コウジロウ

所属

経済学部 経済学科

専門分野

理論経済学

キーワード

為替レートパススルー,直接投資,垂直貿易

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プロフィール

出身 大阪府
尊敬する人物 大学院の恩師、大学の恩師
好きな言葉 努力は裏切らない

「国際マクロ経済学」の枠組みを用いたマクロ経済政策の効果に関する研究

皆さんも実感していると思いますが、近年、主に為替レートの円安化から物価の高騰が見られます。他方、円安は一般的に企業の輸出を促進させると言われているため景気拡張効果をもつはずですが、そのような効果をあまり感じないのが現状です。大きな理由として、企業の輸出が円ではなく、はじめから支配的通貨(つまり米ドル)で契約されていたりですとか、企業が日本でモノを生産して輸出するというより既に海外に進出して生産している(このことを対外直接投資という)傾向が強いからですが、私は、輸出に際するドル建て取引や対外直接投資の要素を加味して、金融政策等のマクロ経済政策の効果を研究しています。

私の研究との出会いと皆さんの学問へのチャレンジ

研究テーマの基になるマクロ経済政策の効果そのものに興味をもったのは、大学時代です。私の大学時代はバブル崩壊から数年後に当たるときですが、金融政策等が行われると不況から脱出できると学んだにもかかわらず、なぜ学問で学んだ通りにうまくいかないのかと疑問に感じたことがきっかけです。その疑問から大学院へと進み研究者になることで自ら解明したいと思いました。皆さんも大学で生活や社会、経済との繋がりを意識して経済学という学問を学んで下さい。その学びが社会人になってからも活かせるように、私もこれまで以上に現実経済とリンクするような授業を目指していきたいと思います。

SDGsの取り組み

  • 8.働きがいも経済成長も

社会課題

  • グローバリゼーション

摂南大学を目指すあなたへ

国際経済学の内容を学ぼう!特に、「観光学」×「国際経済学」の形式で・・・

グローバル経済の下で生じている今現在の円安や増大する対外直接投資の状況の下では、人々の働き方や暮らし方等がどうあるべきかを考えることが重要です。それらを理解するためには、国際経済学の内容を学ぶことが必要となります。本学では、私の担当科目である国際金融論を含め、沢山の国際経済学群の科目(フィールドワーク科目を含む)が用意されていますので、それらを学び国際経済の諸課題について一緒に考えていきましょう!その中でも、近年の訪日外国人観光客数の増加は主に円安が起因と言われていますので、そこに関心があれば「観光学」の視点だけでなく「観光学」×「国際経済学」の形で受講すると、より深い洞察力が得られるので面白いと思います!

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