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笛木 淳講師フエキ ジュン

所属

法学部 法律学科

キーワード

地方財政法、地方自治法、ドイツ連邦制

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プロフィール

出身 群馬県
生年 1989年
愛読書 『フラニーとズーイ』『すべてがFになる』
好きな国・地域 オーストラリア
休日の過ごし方 仕事をしてしまいますね。
好きな言葉 朝三暮四

ルールの合理性を問う姿勢を身につけてほしい

中学生から、ぼんやりと弁護士になりたかったこともあり、大学入学後は司法試験の学習に力を入れていました。こう言うと、みなさんは六法や判決の中身を暗記するしんどい勉強をイメージするでしょう。確かに暗記は重要です。とりわけ、法曹(裁判官、検察官、弁護士)を目指すなら、主要な法律科目の知識はスッと取り出せなければなりません。しかしながら、法学においてより重要で、なによりワクワクする部分は、〈なぜそのようなルールがあるのか〉を考えるところにあります。私は、試験合格後もこの面白さに魅了されて研究者になる道を進みました。 皆さんが、社会に出てから役立つのは(それがどのような進路であっても)、こうした〈ルールの合理性を問う姿勢〉です。ルールに従う場合も、合理性を分かっていた方がより適切に行動できます。また、明確なルールがない中で自分なりにあるべき結論を考えたり、あるいは既存のルールを疑って、そこから離れた適切な結論を導き出したりすることは、法曹でなくても必要なスキルでしょう。法学とは、そうしたスキルを身につけるとてもクリエイティブな学問です。みなさんも、法学部に入って、未知なる領域を切り開くための姿勢を身につけてほしいと思います。

国と地方の適切な役割分担を考える

ニュースに接するとき、政治や行政に関しては、とかく中央政府(国)の動向に注目されるかもしれません。けれども、私たちにとって身近な行政サービスを提供しているのは、国ばかりではありません。地方公共団体(地方自治体)も、地方行政の担い手として欠かすことのできない存在です。 日本国憲法はこのような制度として地方自治を採用しました。そうすると、市民にとって真に適切な政治・行政が行われるためには、国と地方の適切な役割分担(そこには、資金の配分も含まれます)が実現されなければなりません。民主主義や法治主義の観点から、このような適切な役割分担のあるべき姿を研究してきました。

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