谷口 葉子准教授タニグチ ヨウコ
所属
農学部 食農ビジネス学科
専門分野
食料農業経済
キーワード
有機農業 / オーガニック食品 / マーケティング / 食料経済学 / 持続可能性 / 消費者行動
関連リンク
プロフィール
出身 | 大阪 |
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家族構成 | 夫、犬、猫♀、猫♂ |
尊敬する人物 | Alice Waters |
愛読書 | パウロ・コエーリョ『アルケミスト』 |
休日の過ごし方 | 家庭菜園 |
研究内容・実践活動
有機農業は持続可能な農業ともいわれ、地球環境に様々な恵みをもたらします。ところが、有機農業の実践や有機農産物の購買は誰にも強制されない、自発的な行為であり、理論上、費用を負担せずしてその恩恵に浴しようとするフリーライディングの問題に直面しています。そのようなフリーライディングの問題を乗り越え、有機農業を拡げていくにはどうすればよいのか、経済学やマーケティング等の社会科学的アプローチにより考えます。
研究紹介
当研究室では現在、次のような研究を行っています。 1)有機食品市場の規模や趨勢の把握 有機食品の市場について、信頼でき、諸外国と比較可能で、かつ、定期的に収集される時系列データの存在は健全な経営上・政策上の意思決定の遂行を援けます。当研究室では諸外国の例を参考にデータ収集の方法論を取りまとめ、試算を行うなどして有機食品市場を客観的に知る方法について研究しています。 2)有機食品の購買層の特性把握 消費者の2割が購買の8割を支えると言われる有機食品市場において、購買層の特性を把握することは、より購買の確率の高い人々へアプローチしたり、より購買層の満足感を高める商品の開発やサービスの展開を可能にします。このようなターゲット・マーケティングに役立てるため、有機野菜の購買層の特性について、価値観や生活様式の側面より明らかにする研究を行っています。 3)有機食品の流通の円滑化 有機食品は実物を見ても触っても食べても、それが本当に有機食品であるかどうか完全に知ることはできない「信用財」と言われます。そのような特徴を持つ有機食品の流通をより円滑化させていくにはどうすればよいのか、制度面や取引関係など多角的な視点から分析・検討を行っています。
SDGsの取り組み
社会課題
- 産官学協働・産業振興・地域活性化
- 自然環境・廃棄物
- 農林水産業