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佐藤 和広特任教授サトウ カズヒロ

所属

農学部 農業生産学科

専門分野

作物生産科学

キーワード

遺伝育種科学、作物生産科学、生物資源保全学

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プロフィール

出身 北海道
生年 1958.6.15

研究紹介

私たちはたくさんの植物を利用して、食物、衣類、住居を得ています。これらの植物の多くは育種によって私たちの都合のよいように改良されており、その根拠となる学問が遺伝学です。野生植物から生まれた作物の歴史は約1万年ですが、遺伝学に基づいて育種されるようになったのは、20世紀になってからです。その驚くべき成果と、現在も続く技術の進歩について、学生の皆さんと学んでいます。

研究成果

1)オオムギやコムギ等の巨⼤な植物ゲノムの解読法を開発し、遺伝資源に含まれる主な系統のゲノムの塩基配列を⾼精度に解読しました。 2) 育種で改良する性質に差のある遺伝資源を使って、その性質に係わる遺伝⼦を特定し、育種に利⽤しました。 3) 遺伝⼦組換えやゲノム編集を活⽤して、発芽に関連する遺伝⼦などを、⽬的とする性質に改変しました。

SDGsの取り組み

  • 2.飢餓をゼロに
  • 9.産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 13.気候変動に具体的な対策を
  • 15.陸の豊かさも守ろう

社会課題

  • 産官学協働・産業振興・地域活性化
  • 自然環境・廃棄物
  • バイオ・ライフサイエンス
  • 農林水産業

摂南大学を目指すあなたへ

現在の人類の活動は、地球の陸地、土壌、水、資源に深刻な圧力をかけています。私たちは将来、森林や畑から、より多くの高価値の製品を生産する必要性があります。新しい技術で開発された環境に対して持続的な植物は、実験室から野外で栽培する段階になっています。カーボンニュートラル、新素材開発、医薬開発への応用など新しい植物開発の目標は多様化しています。このような将来の産業の発展には、現在の植物開発の技術を理解して積極的に活用する必要があります。植物遺伝育種科学はその基礎となる学問領域です。 

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