大橋 巧教授オオハシ タクミ
所属
理工学部 住環境デザイン学科
専門分野
建築環境、建築設備
キーワード
建築環境 / 建築設備 / 都市設備 / サステイナブル建築
関連リンク
プロフィール
出身 | 愛知 |
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生年 | 1977 |
家族構成 | 妻、長女、次女 |
子どものころの夢 | 設計者 |
休日の過ごし方 | 山登り |
日本のCO2排出量の4割は建築から?
現在の日本の日常生活は、残念ながら化石エネルギーの利用なしでは成り立ちません。その化石エネルギー、過去の動植物の遺骸とも言われていますが、言い換えるならばそれらは過去の太陽エネルギーです。地球の歴史(46憶年)を1年に例えると、産業革命は12月31日午後11時59分59秒。長い地球の歴史の中で蓄積された過去の太陽エネルギーを、ほんのわずかな瞬間で大量に消費しながら生きていることになり、その副作用がCO2排出による地球温暖化なのです。実は、日本に目を向けると、エネルギー起源のCO2排出の約4割が建築に起因することをご存じでしょうか。
今あるエネルギーで生き続けられる建築を
オフィスビルや住宅などの建築物は、電気・都市ガス等のエネルギーを大量に消費します。化石エネルギーに頼る営みは決して持続的ではなく、無駄を省きつつ、今この瞬間地球上に降り注ぐ太陽エネルギーなど、持続可能で環境に悪影響を与えないエネルギーに変えていく必要があります。一方でその最有力となる太陽光、風力などの再生可能エネルギーの発電は自然任せ。これまでと違い、発電側の都合に合わせて建物側のエネルギーの使い方を柔軟にコントロールする必要があります。その解決の先にこそ、生き続けられる豊かな未来が待っているのかもしれません。
SDGsの取り組み
社会課題
- エネルギー
- 都市計画・インフラ・まちづくり
- ソサエティ5.0